プロフィール | ||
本名 | ヘルマ・クラストス | |
性別 | 女性 | |
種族 | 幽霊(霊魂) | |
年齢 | 享年25歳 | |
身長 | 約20cm(霊魂時)/160.4cm(生前) | |
体重 | 0kg(霊魂時)/51.8kg(生前) | |
職業 | 天使 | |
好物 | ビーフシチュー(生前) | |
呼称 | 一人称:私/二人称:お前、貴様 |
ユリスガルド上空に浮かぶ天界の神都・ハルトキアで働く霊魂の女性。
リブリエオフィスに勤めており、同オフィス最古参(100年ほど)の天使である。
基本的に冷静でむっつりとしており、よく眉間(であろう場所)にシワが寄っている。のっぺらぼうなのだが表情は割と分かりやすく、眉間のシワのほか照れれば赤くなったりもする。口調は「~だな」「~だろう」といった男っぽい口調で、後述の生前ゆえか武人然とした雰囲気。
首の下に浮かぶ輪は彼女を天界に繋ぎ止める役割を持っており、これがないとどこかに飛んでいってしまうらしい。
地上で死亡し、天界に昇天してくる霊魂を生前の行い等の基準で仕分けし行き先を決める「霊魂管理人」の役目をリブリエに代わって一任されている。そのため普段は第13区にある“冥府庁”に出向いており、あまりオフィスにはいなかったりする。
オフィス内ではポルターガイストを駆使してペンやハンコを扱い、アナログ作業を担当している(タイピング等の押し込みを要する動作は苦手)。また、イスタニア以上にツッコミに回ることが多い。
普段は首だけの姿なのだが、最近になってリブリエの姉・リファルゼが生前の姿を模した器を造ってくれた。とはいえ長い間体を動かす感覚がなかったため手足を曲げるぐらいしかできず、基本首だけの時と同じくふわふわと浮かんでいるだけである。しかも首は本体と繋がっていない。
そんなわけでせっかくの器も物置の隅で眠りがちで、荷物を置きに来たメノノエルを毎回ビビらせている。
仕事を続ける理由として、リブリエへの恩もあるが地上に残してきた弟が天界に昇ってくるのを待っているという。100年経った今も昇ってこないようだが…
生前はベルム帝国の兵団長で、100年前の隣国トライトとの戦争においては最前線で指揮を執り、自らの手でも容赦なく敵兵の首を落としていったことから「首刈り姫」の異名で呼ばれていた。
しかし戦争終盤、戦争の真の目的、皇帝の企みを知った彼女は謀反を起こす。そしてあと一歩の所で捕らえられ、皮肉にも斬首刑に処されてその生涯を終えた。
そのままならば彼女の魂は冥府庁の監獄で永久に囚われるところだったが、そこでリブリエと出会う。彼女の気まぐれで部下として拾われた後は、軍の指揮をしていた経験を活かし霊魂の管理を務めることとなった。