プロフィール | ||
本名 | シエニット | |
性別 | 女性 | |
種族 | 妖精(自称きのこの精) | |
年齢 | 約13歳 | |
身長 | 131.2cm | |
体重 | 35.7kg | |
職業 | 料理店主 | |
好物 | きのこ出汁のすまし汁 | |
呼称 | 一人称:私/二人称:あなた、~さん |
トライトの大森林のはずれ、森の中に料理店を営みながら暮らす、変わり者の少女。
きのこの精を自称するが彼女以外にきのこの妖精はおらず、耳がとがっていて外見の割に大人びている辺りから妖精であると判断がつくぐらいである。
常に表情希薄で半目だが、性格の方は無愛想だったり寡黙ではなく、むやみに明るいお調子者でよく喋る。初対面のお客さんにも割と馴れ馴れしく接してくる、いわゆる陽キャっぽいタイプ。「うぇーい」が口癖。
小柄ながら森の中で一人暮らししているだけあってパワフルで、片手サイズの手斧を愛用している。薪割りはもちろんのこと、ブーメランの如くぶん投げて高いところの果実を落としたりなど器用な使い方も。
一方で妖精でありながら魔力を扱うのは苦手らしい。
自宅兼店舗として単身経営している「朝露の椎茸亭」、通称しいたけ亭はカウンター5席、4人掛けのテーブル席が3卓という小ぢんまりとしたお店。
裏庭で様々なきのこが栽培されており、お品書きもきのこ料理だらけ。例を上げると、きのこスパゲティ・きのこスープ・きのこの炊き込みご飯小のランチセットが10クロン(約500円)など。一応町の料理店と比べると安い。
……もっとも、森の中という立地上一般人が訪れることは難しく、森に住む妖精たちや冒険者が時折見つけて立ち寄るぐらいで基本的に閑古鳥状態。おまけに彼女自身も気分次第で店を開け閉めしており、立ち寄ったとしても食事にありつけるかは運次第という有様である。
そんな彼女だが、実は人間の父と妖精(木精)の母の間に生まれた子供で、「ハーフフェアリー」とでもいうべき存在である。表情が希薄なのも異種間に生まれたゆえのある種の不具合のようなもので、この明るい性格は幼いうちに父親から「どうか生きやすいように」と教え込まれたもの。
しかしそれは決して後ろめたいことではなく、両親や周囲の人々との関係は現在も良好。森に暮らしているのもあくまで自分の意志で、逆に勝手に何か暗い背景のように遠慮されることは嫌がっている。